預金保険機構とは

70年代の初頭までは、日本を始めとする海外諸国の金融監督当局は、金融システムの安定化を図る手段として、預金金利規制や、銀行の証券業務の禁止などの競争制限規制を採用していました。しかし、金融機関同士の競争を制限することは、非効率な金融機関を温存させ、顧客へのサービスを低下させる要因となります。

このような状況を打破するには、金融自由化を一層進行させる必要がありますが、金融自由化を進めると銀行経営が不安定となり、金融システムの不安定を招くのではないかと危惧されました。そこで、金融自由化を進めつつ、金融システムを安定化させる方策はないかという観点から、次の施策が提案されました。

戦後、財務省は長期の間、一銀行たりとも倒産させないことをもって、金融システムの安定化を図ろうとしましたが、1992年以降は、預金保険機構による銀行破綻処理が活用されるようになりました。預金保険機構とは、銀行が負債を負っている預金残高に一定比率を掛けた預金保険料を各銀行から徴収し、その収入と積立金とによって運営される公的機関です。

銀行が破綻した場合の預金保険の発動形態には、ペイオフと呼称される預金保険料の支払いと、営業譲渡、合併等に対する資金援助が含まれます。ペイオフとは、銀行の経営が破綻し、倒産した場合でも預金者一行当たり元本1000万円までの預金を預金保険機構が支払うという制度です。

消費者金融とは?